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漆(うるし)とは?|乾かすのに湿気がいる樹液を、はじめての方にやさしく解説

漆(うるし)とは?|乾かすのに湿気がいる樹液を、はじめての方にやさしく解説

金継ぎの写真で目に入るのは金の線ですが、割れた器を実際にくっつけているのは漆です。そしてこの漆、乾かすのに湿気がいります。塗ったあと湿った箱に閉じ込めて、ようやく固まりはじめる。20年育てた木から採れるのは牛乳瓶一本ぶん。触るとかぶれる木が、なぜ食器になれるのか。9000年前から使われてきたこと、金の下で起きていること、そしていま国産の漆がどれだけ残っているか。漆掻きの季節に、はじめての方へやさしくたどります。
七十二候とは?|一年を72に分ける日本の暦を、はじめての方にやさしく解説

七十二候とは?|一年を72に分ける日本の暦を、はじめての方にやさしく解説

8月23日から五日間には「綿柎開(わたのはなしべひらく)」という名前がついています。日本には、一年を七十二に分けて五日ごとに季節の名前が変わる暦があります。二十四節気との関係、「気候」という言葉に残る痕跡、主語がぜんぶ人間以外という候の名前、中国から入って渋川春海らが日本向けに作り直した道すじ、そして2026年の処暑の三候まで。季節を見落とさないための暦を、はじめての方にやさしくたどります。
茶花(ちゃばな)とは?|茶室にひとつだけ置かれる花を、はじめての方にやさしく解説

茶花(ちゃばな)とは?|茶室にひとつだけ置かれる花を、はじめての方にやさしく解説

茶室の床の間に置かれる花は、たいてい一輪か二輪だけ。豪華な花束ではありません。茶室でただひとつ、いのちを宿す存在だからです。利休の言葉として伝わる「花は野にあるように」、いけばなとのちがい、花入の格と夏の籠、茶席に入れない禁花、そして朝に咲いて夕方にはしぼむ木槿まで。はじめての方に向けて、晩夏の一輪からやさしくたどります。
地蔵盆とは?|町角のお地蔵さんと子どもが主役になる二日間を、はじめての方にやさしく解説

地蔵盆とは?|町角のお地蔵さんと子どもが主役になる二日間を、はじめての方にやさしく解説

お盆が終わったあと、関西にはもうひとつのお盆が残っています。八月二十三日・二十四日ごろ、町内の子どもたちが主役になる「地蔵盆」です。お地蔵さんにお化粧をして新しい前掛けを結び、直径二〜三メートルの数珠をみんなで回す。お菓子と福引。そして、この行事が日本全国のものではないことも、起源がはっきりしていないことも。夏の終わりのいちばん小さなお盆を、はじめての方にやさしくたどります。
茶席のお菓子とは?|名前で季節をつたえる和菓子を、はじめての方にやさしく解説

茶席のお菓子とは?|名前で季節をつたえる和菓子を、はじめての方にやさしく解説

お盆が明けると、和菓子屋さんのガラスケースが入れかわります。茶席で使われるお菓子は「主菓子」と「干菓子」の二種類。濃茶には主菓子、薄茶には干菓子。そしてお菓子はお茶より先にいただきます。器が夏と冬でかわること、和歌や俳句から採られる「菓銘」という名前のこと。はじめての方に向けて、夏から秋へ移りかわる店先を入口にやさしくたどります。
茶碗の形は、季節でかわる|夏の平茶碗と冬の筒茶碗を、はじめての方にやさしく解説

茶碗の形は、季節でかわる|夏の平茶碗と冬の筒茶碗を、はじめての方にやさしく解説

夏の茶碗は浅くて広く、冬の茶碗は細くて深い。中身は同じ抹茶なのに、入れものだけが季節で入れかわります。口が広いほど早く冷める夏の平茶碗、熱を逃がさない冬の筒茶碗、水の音だけで涼をつくる「洗い茶巾」、茶碗につけられる「銘」、そして「夏は涼しく冬は暖かに」という利休の教えと、その出典をめぐる正直な話まで。処暑を目前にしたこの時期に、はじめての方へやさしくたどります。
秋の七草とは?|食べない七草を、はじめての方にやさしく解説

秋の七草とは?|食べない七草を、はじめての方にやさしく解説

春の七草はおかゆになりますが、秋の七草は食べません。役目は、ただ見られること。千三百年前に山上憶良が秋の野で指を折って数えた二首の歌、七つの花の名前、いまも決着していない七つめ「朝貌の花」の正体、そして今は探すのが難しくなった藤袴のこと。暦の上で秋に入るこの季節に、はじめての方へやさしくたどります。
残暑見舞いとは?|「まだ暑いですね」だけを書く日本の手紙を、はじめての方にやさしく解説

残暑見舞いとは?|「まだ暑いですね」だけを書く日本の手紙を、はじめての方にやさしく解説

暦の上ではもう秋なのに、まだ暑い。その数週間だけに出す短い手紙を「残暑見舞い」と呼びます。立秋を境に暑中見舞いから名前が変わるしくみ、8月末までという目安、江戸のお盆の贈答から始まったといわれる道すじ、消えてしまった夏のはがき「かもめ〜る」、そして四つのかたまりで書ける書き方まで。用件のない手紙を、はじめての方にもやさしくたどります。
送り火とは?|お盆の終わりに焚く「見送りの火」を、はじめての方にやさしく解説

送り火とは?|お盆の終わりに焚く「見送りの火」を、はじめての方にやさしく解説

お盆の最終日、帰ってきたご先祖を見送るために焚く火を「送り火」と呼びます。玄関先のおがらと焙烙、8月16日夜の京都・五山送り火、慰霊と平和を祈る奈良の大文字、そして水に流す灯籠流しと長崎の精霊流しまで。消えることが目的の、いちばん静かな火を、はじめての方にもやさしくたどります。
盆花とは?|お盆に飾るミソハギとほおずきの意味を、はじめての方にやさしく解説

盆花とは?|お盆に飾るミソハギとほおずきの意味を、はじめての方にやさしく解説

お盆にご先祖を迎えるために供える花を「盆花」と呼びます。水をふりかけるためのミソハギ、道を照らす提灯に見立てたほおずき、かつて山へ採りに行った「盆花迎え」の習わし、そして仏前供花からいけばなが生まれた道すじまで。夏のいちばん静かな数日間に飾られる花を、はじめての方にもやさしくたどります。