同じ豆でも抽出方法で味は大きく変わります。ネル・ペーパー・サイフォン・エスプレッソの違いの基礎知識と、金沢でそれぞれを飲める店を紹介します。
焙煎度が「豆の味を決める」工程なら、抽出はその豆から何を引き出すかの工程です。金沢は、この抽出方法のバリエーションを一通り飲み比べられる街です。
主な抽出方法と味の傾向
- ペーパードリップ……紙のフィルターが油分を吸うため、すっきりクリアな味に。いちばん一般的
- ネルドリップ……布(ネル)で濾す。紙より油分が通るため、とろみのある口当たりと甘みが出る。布の管理に手がかかるため、提供する店は多くない
- サイフォン……蒸気圧でお湯を押し上げて浸漬する。高温で安定して抽出され、香りが立ちやすい。目の前の理科実験のような所作も含めて喫茶の文化
- エスプレッソ……高い圧力で短時間に抽出する濃縮コーヒー。クレマ(泡の層)と強いコクが特徴で、ラテやフラットホワイトのベースになる
- 水出し(コールドブリュー)……水でゆっくり抽出。苦味と酸味が穏やかで、まろやか
金沢で「その抽出」を飲める店
抽出方法を公式に掲げている店を選びました。
- ネルドリップ……金澤屋珈琲店 本店が「ネルドリップ専門」を公式に掲げています。金沢城の黒門口横、町家の店内で
- サイフォン……金澤ちとせ珈琲 香林坊店。香林坊アトリオの地下で、一杯ずつサイフォンで淹れています
- エスプレッソ……Curio Espressoはシアトルスタイルのエスプレッソ主体。浅煎り豆のエスプレッソドリンクならNonstop Coffeeのフラットホワイトを
- ハンドドリップ……SWAY KANAZAWAではシングルオリジンを選んで淹れてもらえます
飲み比べのコツ
抽出の違いを知りたいときは、なるべく近い焙煎度の豆で比べること。深煎りのネルと浅煎りのエスプレッソを比べても、焙煎の違いなのか抽出の違いなのか分からなくなります。
そして家で再現するなら、まずはペーパードリップで十分です。豆を買える店はコーヒー店一覧の「豆の販売」欄からどうぞ。
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